LINEPOPについての考察 その3

さて、本日もLINEPOPについて書きたいと思います。

今日は友人の尾方くんがベースを弾くバンド、ポラリスカブ(http://polaris-cub.com/)のライブを観てきました。
そこで知ったのは、尾方くんもボーカルの荻野氏もLINEPOPにクソハマり中という事です。

彼らの出番がトップだった事もあり、本番終了後も時間がありバースペースで話をしたり、少し抜け出してつけ麺を食べに行ったりしましたが、僅かでも時間が空くとLINEPOP。
雨の中、外に並んでLINEPOP。
つけ麺がくるまでのちょっとの時間にLINEPOP。

もうね、これは中毒ですね。LINEPOPジャンキーです。

そんな彼らにわたくし、松野が高得点の出し方のレクチャーをするなど、LINEPOPを介して今までに無い盛り上がりを見せた本日のライブ終わりでした。


LINEPOPには一週間単位のランキングがあります。自分の友達の中でLINEPOPをやっている人の週間のベストスコアがランキングで発表されているのです。
僕はLINEの友達は多くはありませんが、彼らは何十人もの友達とLINEで繋がっているようで、そうなると自然とLINEPOP人口も多いようです。どうすれば良いスコアを出せるか、そして如何にして良いスコアを維持するか。何十人ものランキングになれば、そこを追求したくなるのが人の性です。

LINEPOPが良く出来ている点の一つに、この「一週間でクリアされるランキング」が挙げられます。

一週間でクリアされるという事は、もちろん生涯のベストスコアであってもランキングには残りません。個人のデータには残りますが、結局それを証明する手段は自分のスコアの画面を見せる以外に無いという事になります。

たとえ100万というスコアを出したとしてもそのスコアは次の月曜日には0です。その100万の実力を示し続ける為には、そのくらいのスコアを常に出し続ける必要があるのです。

この高スコアを出し続けたいという欲求は、そのベストスコアが高ければ高いほど、より高まります。一度出したベストスコアに近付きたい、もしくはその記録も塗り替えたいという一心で、プレイヤーは飽きもせずLINEPOPを立ち上げるのです。

僕の見立てでは、この可視化されたランキングが、おそらくはプレイヤー自身が思っている以上にこのゲームの燃料になっています。誰しも友達の中で一番になりたいという気持ちはあるでしょう。幼稚園・保育園や小学校の頃から、そんな思いを皆が持っているはずです。
ある人は一番になる為になるべく多くプレイし、またある人は高スコアを出す為に課金をするかも知れません。


また、今日思った事のもう一つに「ソシャゲからリアルに」という事があります。

尾方くんも荻野くんもLINEでお友達なので、LINEPOPのランキングにはお互いが入っています。今日は月曜日でランキングはほぼ新品です。
そんな中では激しく順位が入れ替わります。

目の前で友人が自分のスコアを超え、入れ替わる瞬間を見せつけられる。場合によっては、その順位が入れ替わる画面まで見せつけられる。このリアルの高揚感。
これは、何かソーシャルゲームの新しい形を見たような気がしました。

ただ、この高揚感や順位が入れ替わる画面も、全てはランキングに起因しています。
このランキングこそが、実はLINEPOPの肝なのです。