ハックルテレビ#19を見て思う事

岩崎夏海氏のブロマガには、動画コンテンツの「ハックルテレビ」があります。毎週月曜日のだいたい20時くらいからニコ生でやってます。
2/4の放送分は、氏には珍しく殆どを無料公開していたので、ご覧になった方もいらっしゃるかも知れません。
そのテーマは「クリエイターとして生きていく方法」でした。

僕自身、クリエイターを目指してるんだか、何を目指してるんだか、よく分からない最近ではありますが。ブロマガでもそういった内容の記事を発信し続けている岩崎氏がどんな事を語るのか、大変楽しみにしておりました。
さきほど、何日かに分けながら、ようやく最後まで見る事が出来たので、本日はその事について書きます。


放送では、自身の経験も織り交ぜながら、クリエイターとはどういった職業か、クリエイターになるにはどうしたらよいか、クリエイターにとって必要なものやこれから求められるものなど、そういった事について、氏の放送にしてはとても珍しく講義形式で語っていました。

結論から言うと、これからクリエイターとして生きていく上で最も重要になってくるものが「コンテンツの消費力」だと氏は言います。
つまり、ある一つのコンテンツを消費したときに、そのコンテンツがどのような要素を持っているのかを読み解く力が大事になってくるのだと。
さらにその読み解く力の土台となるのが、過去の名作や現在人気のある作品についての知識だとも言っています。

その一例として、この放送ではアニメ「化物語」のエンディングテーマである「君の知らない物語」の歌詞を引き合いに出していました。
この歌詞からどんなことが読み取れるかという事を、過去の名作のテーマと照らし合わせながら解説していくという、まさに「コンテンツの消費力」を鍛える為の講義のような放送。
大変勉強になりました。

ここではその歌詞の内容についての説明は、文字数が膨大になるし、またそんな時間も無いのでしません。
ただ、岩崎氏はこの曲と共通の要素を持つ曲を一要素につき一曲、合計五曲挙げていました。どれも、なるほどなーという曲ばかりでした。


僕が思うに、例えばアニソンというのは、所謂オリコンで一位になるような曲とはまた違った魅力があります。それは、そのアニメのストーリーとも密接に関わり、さらに毎回その曲を聴くと本編への期待が高まるなどなど、普通のJ-POPとは違った意味で消費される音楽というのが一番の理由でしょう。

FLOWというバンドはまさにその代表格ではないでしょうか。彼らの楽曲は、オリコンチャートに関してはそこまで功績を残してはいないと思いますが、アニメのテーマソングという事で言うと、彼らほど神曲を残しているバンドも少ないと思うのです。


と、話が脇道に逸れてしまったので戻します。

この放送で岩崎氏が最も伝えたかった事は、これからの時代に必要なものは「コンテンツを消費する力の下支えになるであろう知識である」という事だったと思います。
その為には、過去の名作に対する知識をもっと深めるべきだし、この先名作と語り継がれるであろうコンテンツ達により多く接するべきだという事です。

僕も音楽を嗜む身として、とても近い事をずっと考えてきたので、終始なるほどなーと納得しておりました。

日付が変わって本日はハックルテレビの放送ですので、今回も楽しみです。

最近、五反田に新しく出来た話題のカフェで働くようになったので、生放送では見られませんが、タイムシフトをまた繰り返し見る事でしょう。

ではでは、また書きます。