LINEPOPについての考察 その2

前回の更新から日が空いてしまいましたが、引き続きLINEPOPについて書きます。

まずご報告ですが、スコアが60万を超えました。なかなかのスコアだと思います。
前回の記事では「両手でゴシゴシする」と書きましたが、やはりそれには限界があり、正解は「右手の指一本ないしは三本でさらさら」のようです。僕はこの方法で60万を出しました。

ただ、日曜日から三日間やってきましたが、すでに少し飽きています。その理由も分かっています。
このゲームにおいて高スコアを出す要因はいくつかありますが、もっとも大きいウェイトを占めるものが「偶然性」です。つまり、高スコアはなんらかのアクシデントが無ければ叩き出せないのです。

結局、そのアクシデントが起き易くさせる為の策として「両手ゴシゴシ」や「利き手サラサラ」があるのです。


パズルゲーム、偶然性と聞いて真っ先に思い出すのは「ぷよぷよ」です。このゲームに関しては説明不要とは思いますが、簡単に説明を。
四色くらいある「ぷよ」を四つ以上繋げると消える。基本はそれだけの落ちゲーです。「ぷよ」が連鎖して消えていく時の爽快感が堪りません。

この「ぷよぷよ」にも偶然性を狙った攻略法のようなものがありました。
方法は右三列にどんどん適当にぷよを重ねていきます。二個か三個くっつくように重ねると尚良し。
重ねた三列の任意のぷよを消した瞬間、あら不思議。意図しない連鎖がいくつも起こるという仕掛けです。別に何も考えなくても偶然にどんどん連鎖していくのです。

この連鎖方法を僕の周りでは「フィーリング連鎖」と呼びました。正式な名称かどうかは分かりませんが、当時はそう呼ばれたものです。

これはとても簡単な方法です。
対戦する時などは、結局どちらが三列を早く重ね、どちらが運を味方につけて連鎖させるかというのが勝負になります。そこに技術の入り込む隙間はほとんどありません。

ただ、この方法を続けていくとやがては飽きます。
運否天賦に任せる、所謂ヒキ次第のゲームというのは技術の入り込む要素の少なさ故に、やり込んで、攻略して行くという事が難しいのです。

ぷよぷよ」に関しては、フィーリング連鎖を多用する僕に、対戦していた兄がキレた事により、その後は二人でより考え、より連鎖させるという方向にシフトして行く事になりました。

ゲームというのは、考えて攻略出来る要素が多いほどに、飽きるのが遅くなる、あるいはやり続けていられるものだと思います。


すっかり「ぷよぷよ」の話になりましたが、話をLINEPOPに戻します。

つまり、LINEPOPこそ、そのほとんどがフィーリングです。さらに言うならば、全てがヒキ次第です。
60万というスコアを出せた人が、次のプレイで5万程度。それがLINEPOPの本質です。安定はありません。ヒキが全てを支配するゲームなのです。

問題は、開発した人はこの攻略法を知っていたのかどうか、という事です。

飛ぶ取りを落とすような勢いで成長するLINEです。まさかそんな事に気付かなかったなんて事は無いでしょう。

それでは、何故このゲームがリリースされたのか。偶然以外にも、何か攻略可能な要素があるのか。
その謎を解明する為に、僕は今日もLINEPOPをプレイします。

このゲームには何があるのか。
何も無かったとしても、ありもしない事を真剣に考える事に意味はあるはず。