ハロウィン祭に見る動員の革命

今週のお題「ハロウィン」

お題に答えます。今週のお題は「ハロウィン」だと。
今日はハロウィンを控えた最後の土曜日という事もあってか、渋谷駅周辺、あるいは高田馬場なんかも、かなりの人数の仮装をした男女がいました。本当に、こんなに仮装した人たちを見るのは、東京に来て6〜7年になりますが、初めてだと思います。
ツイッターを見てても、いつの間にハロウィンはこんなにも市民権を得たのだろうか、というような呟きが多数流れてきました。

僕が思ったのは、これも一種の「動員の革命」ではなかろうか、と。

大勢の人がSNSを使うようになり、沢山の物事が瞬時に共有されるようになりました。僕はFacebookTwitterもやっていますが、FBは主にリアルな知り合いとの情報共有に、Twの方はTwで知り合った人、リアルでは会った事の無い多数の人との情報共有の場として使っています。
使い方は人それぞれだとは思いますが、LINEなども含め、そういったSNSを使う事によって、例えばハロウィンパーリィーを開催する事が仲間内に瞬時に知らされる。あの子が行くなら僕も行こう、それならあの子も誘ってみよう、というように、どんどんどんどん情報が拡散され共有されていく。
瞬時に知る事も情報の拡散も、SNSを使えば今までよりはかなり容易になりました。いちいちメールなどする必要は無く、ツイートしたりFBのイベント作成で招待したりで済むのですから。

これがまさに、動員の革命ではないのかと、渋谷駅のホームに立った僕は考えました。

SNSの発達、勃興がもたらしたものは世の中を変えるような革命やデモだけではなく、今まではあまり盛り上がらなかった海外発祥の祭りへの関心の高まり、あるいはその祭りと関連したイベントの立ち上げ易さというのもあるのではないでしょうか。
特に学生にとって、この変化は大きいと思います。デジタルネイティブとして育ってきた今の10代や20代前半の人たちは、SNSスマートフォンを当然のように使いこなします。それにより、稀に信じられないような事件も起こしますが。
TwやFBで海外の様子を見る事も多いかも知れません。現在、30歳を目前にしている僕のような世代よりは、若い頃からハロウィンというものに慣れ親しんでいるかも知れないのです。

とは言え、僕はまだまだハロウィンに対しては免疫というか、当事者意識が低いです。

あんなもん、何が楽しいんじゃ。いい歳した大人まで欽ちゃんの仮装大賞みたいな格好しよって。アホか。

と、そんな冷めた視線を送ってしまいます。
しかし、そんな事はもう言ってられないのではないでしょうか。一度、こうまで盛り上がったハロウィンという祭りが、来年は盛り下がるとはどうしても考えられません。来年も再来年も、盛り上がりは加速するでしょう。そして、地方にもこの熱はどんどん伝わっていく事でしょう。それもSNSを通して。

もう来年にはイースターや、アメリカの独立記念日も盛り上がるかも知れないですよ。イースターでは街が卵だらけになり、独立記念日には新宿や渋谷辺りでホットドッグの早食い選手権で盛り上がるかも。

そして来年の今頃には、こんなコミュ障の僕にもパーリィーの誘いが来るかもしれないのです。そんな時は、冷めきった表情を悟られないように、鉄拳のキングみたいなマスク被って、思いっきりハジケたいと思う所存。

後悔の無いように、張り切っていきましょう。
頑張ります。