音楽業界の今後

まずは弊バンドのボーカルのこちらのブログをご覧下さい。

http://d.hatena.ne.jp/girlnonstop/20121008/1349678756

はてなから、トラックバックが送信されたというメールが来ましたが、トラックバックってなんやねん?と、まず考えた僕でした。トラックバックっていうのは引用って事でよいのでしょうかね。という事で、今日は僕が彼の記事のトラックバックを書こうかと。

音楽業界は只今、危機に瀕しています。上記の記事にもあるように業界が自ら首を絞めてきた感は拭いきれません。以前にも書きましたが、著作権法改正などもその一例ではないでしょうか。良質なサービスやコンテンツを提供し、見返りとして収益を上げるというwin-winモデルを構築すべきはずが、結局はレコード会社の利益を最大化するモデルを構築しようとしています。
その結果が握手券や投票権をおまけに付けたり、DVDを初回限定で付けたり。音楽とは関係の無い、ファン心をくすぐる為の付録で付加価値を生むというやり方。
そういう方法を否定するわけではありませんが、音楽を芸術として捉えた場合、どうしても違和感があります。ただ一方では、あまり深く考えずコンテンツを楽しむ為の対価として軽い気持ちでお金を出せば良いじゃないか、という考え方がある事も理解しているつもりです。

つまり、大きく分けてコンテンツ消費者には二種類あるのです。純粋にコンテンツを楽しむ消費者と、純粋にコンテンツで学びたい消費者。僕やボーカルさんは間違いなく後者です。
こんな言い方をすると語弊があるかも知れませんが、業界にとって都合の良い消費者は間違いなく前者です。僕たちのような後者は、何かと文句を言いつつ最終的に購入しない、というような事をしがちです。ただ後者のような消費者であっても、お金さえあれば深く考えずにどんどん購入すように思えます。
個人的な話になりますが、僕やボーカルさんのような貧乏なバンドマンは大体お金がありません。バンドを続けるにはお金も掛かりますし。時間もお金も限られたリソースですので、それらをどこに振り分けようかと頭を振り絞るわけです。ボーカルさんの記事にもあるように色々な批評記事を読み、どのCDを購入するのかを決めるわけです。

色々と書いていますが、僕はボーカルさんの意見には反対の部分もあります。

「糞みたいな内容のCDは売れない

この事実を長い時間かけて数字として突きつけてやらないと業界は微塵も変わらないでしょう。」

彼はこのように言っていますが僕は糞な内容なCDも、素晴らしい内容のCDも共存するしかないと思っています。例えば一過性のアイドルや、だんご三兄弟のような一発屋も、そんなCDが売れる事で日本の経済が上向くなら良いので、はというのが僕の意見。

長くなってきました。続きは明日書きます。明日までにもう少し自分の考えをまとめようと思います。