サスティナビリティ

こんな言葉があるのを、皆様はご存知でしょうか?
僕はコーヒーが好きで、中でもスペシャルティコーヒーと呼ばれるコーヒーを主に飲みます。そのスペシャルティコーヒーの一要素としても、このサスティナビリティという言葉が使われています。
意味は、持続可能性。
つまり、その物事が将来にわたり持続することが出来るかどうか表す言葉です。

コーヒーで言うと、そのコーヒーが今後も同じ程度の品質を保ちながら、生産されていくことが可能かどうかという事です。


考えてみると、僕はこのサスティナビリティを気にしながら、様々な文学や音楽に触れてきたように思えます。

例えば文学ならば、大学の頃に既に名作とされていた村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」などを読み、そこから少しづつ遡ったり、前に進んだりしながら、彼の作品はだいたい読みつつ、他にも様々な歴史に名を残し、またこれからも残り続けるであろう作家達の著書を読んできました。

そして最近、小説に限って言えば一番ハマっているのは司馬遼太郎です。

この人の作品は、題材そのものが歴史です。つまり題材がそもそも、歴史に名を刻んでいるのです。こういった作品は読んでいて勉強になるなぁと思います。
皆様にも、是非若いうちに「竜馬がゆく」や「世に棲む日日」を読んでおきます事をオススメします。


そして、音楽に関してですが。
楽器を持ち始めた中学や高校の始めこそはGLAYラルクを聴いていました。まぁ、彼らは今でも第一線で活躍しているわけですが。
ただ高校も二年、三年となると、ビートルズストーンズビーチボーイズなどを聴くようになります。その他に、個人的な趣味としてはギターポップというジャンルを物凄く聴きました。しかし、この点に関しては、当時聴いていたバンドで今も残っているのは少ないです。

ビートルズなど、60年代の音楽を聴いていると、その頃の日本の音楽も気になりだし、はっぴいえんどムーンライダースも聴くようになります。

大学の時分にはポストロック的な音楽も少し齧りましたが、2000年代の大きな衝撃と言えば、なんと言ってもダフトパンクストロークスでしょう。
現在の彼らの活動や評価にはあまり興味がありませんが、ダフトパンクの2ndとストロークスの1stは歴史に残る名盤でした。
ストロークスへの興味から、遡ってベルベッツも改めて聴きました。


というように、持続可能性というのはそのコンテンツの信頼を非常に高めます。ビートルズなんて、50年聴かれ続けているのに未だに飽きない。本当にすごい事だと思います。

また、ローリングストーンズは50年間バンドを続けています。よくも飽きもせず続けていられるなぁと感心します。


と、ここでローリングストーズに関して、なんとも悲しいニュースが飛び込んできました。
ストーンズをモチーフにしたアルコール飲料の生産中止が決まったのです。しかもその理由は、若い世代に認知度が低かったから。故に、思ったほど売れなかったから。

続けるのは構わないが、続けるだけじゃ認知度は付いて来ないって。ストーンズが身を以て教えてくれました。
何とも切ない話です。

ストーンズといって忘れてはいけないのは、前クールの月9「プライスレス」のオープニングテーマも務めています。このドラマに関しても思うところがあるので、そのうち書きたいと思います。


結局、サスティナビリティって難しいねって話。